運動指導のプロである理学療法士が教える、子供の姿勢を良くするコツ

ケンケンパッの効果

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「ジャンプして着地する」を繰り返すケンケンパッ遊びには、次のような効果があります。

1.下半身の強化が行える
2.骨が強くなる
3.足のバランスがよくなる

これらについて一つずつ見ていきましょう。

ケンケンパッは下半身の強化に最適な遊び

この遊びは、下半身(脚)の筋力強くすることに最大の効果があります。
飛び上がる時にも脚の筋力を使いますが、特にポイントになるのは着地の時です。

この遊びのやり方を思い出してみてください。
片足であっても両足であっても少し膝を曲げた状態で着地していたはずです。

なぜなら、膝を伸ばしたまま着地すると、膝の関節にかなりの衝撃が伝わります。それを避けるために人は無意識に膝を少し曲げた状態で着地し、衝撃を緩和しようとしているのです。

さて、この時に膝の筋肉が十分に働かないとどうなるでしょう。着地した衝撃で膝折れが起こり、座り込んでしまう(崩れ落ちる)状態になってしまうでしょう。
逆に言うと、ケンケンパッで着地するたびに、膝まわりの筋肉が活動し、筋力トレーニングをしていることと同じ効果があるのです。

 

ケンケンパッは骨を強くする効果もある!

筋力強化の効果以外にも重要なことがあります。それは、「ケンケンパッは骨を強くする効果がある」ということです。

実はこれも着地をする時がポイントになります。

 

と、その前に骨を強くするために大切なことについてご説明しておきましょう。

一般的に骨を強くするために大切なことは、「カルシウムやビタミンDなどの栄養素をしっかり取る」、「日光にあたる」、「運動をする」などであると言われます。
カルシウムは骨の形成に重要な栄養素で、ビタミンDは摂取したカルシウムを腸から体に取り込む際に必要な栄養素です。また日光にあたることで、体の中にビタミンDが作られます。

運動により骨が強くなるのは、「骨は振動が伝わることで強くなる」からです。
歩く、走るなどの際、人は踵から地面に足を着きます。この時踵には、体重がドンッと乗ることになります。
この時、振動が踵の骨から足の骨全体に振動が伝わっていきます。
実はこの振動が重要なポイントになります。
骨を作る細胞を骨芽細胞と呼びますが、骨芽細胞は骨に振動が伝わることで活発に働くようになります。

その視点から考えると、骨に振動を与えることは強い骨を作っていくためにとても重要なポイントになるのです。

ではケンケンパッに話を戻しましょう。

ケンケンパッではジャンプした後、着地します。歩いている時以上に着地した時の踵や足の骨にかかる衝撃は大きくなります。

着地の度に、骨には振動が伝わります。
これが骨を強くすることに一役買っているのです。

最近は子供の骨が十分に発達せず、転んだだけで骨折してしまったりするといったこともよく耳にします。また成長期に十分に骨が発達しなければ、大人になってから骨粗しょう症につながるリスクも高いと言われています。
つまり「子供たちが大人になった時、骨粗しょう症予備群にならないためにも」子供のうちに強い骨作りをしていく必要があります。

ケンケンパッは強い骨を作ることにおいても最適な遊びの一つなのです。

 

片足で着地すれば足のバランス練習にもなる!

ケンケンパッは片足で着地することもあります。その時に体のバランスを取るためには、足と体幹の筋肉がタイミングよくしっかりと働く必要があります。
はじめはバランスよく着地することが上手くできなくても、繰り返し遊んでいるうちに(知らず知らずのうちに)足のバランス能力が養われていきます。

足のバランス能力が向上すれば、転びにくくなったり、不安定な足場のところでもスイスイと歩けたりと様々な効果が期待できます。

 

ケンケンパッ遊びで筋力と骨、そして足のバランスを強くしていきましょう!

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