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不器用な子どもには、ゆっくりした動きを学ばせるのが改善のポイント。スモールステップも意識しよう!

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不器用な子どもは、ゆっくりとした動きが苦手なことが多い

不器用な子どもには「手先が不器用」と「粗大運動(全身運動)が不器用」の2つのタイプがあります。

もちろんどちらか一つだけということではなく、手先と粗大運動とも不器用という方もいます。

 

さて、そんな不器用な子どもに共通していることは、「ゆっくりとした動きや動作をすることが苦手」な傾向があるということです。

例えば、椅子に座る時、立った状態からドンッとお尻を落とすような形で座ったりすることがあります。

これは、ゆっくりとお尻を下ろしていくという動作が苦手なため、勢いを付けて座ってしまうのです。

 

練習はまず、ゆっくりとした動きをすることからはじめる

手先の器用さが気になる場合でも、まずは体幹などのコントロールから練習するのがよいでしょう。

なぜなら、体幹がしっかりと固定できていないと、腕が安定せず、ひいてはそれが指先の不安定につながります。

その状態でいくら指先の器用さが向上しても、体幹が安定しないかぎりは、指先をうまく使うことができません

 

だからまずは、ゆっくりとした大きな動きの中で体幹を固定し、腕や足をゆっくりと動かすという練習が効果的です。

ラジオ体操をしっかりすることで、体幹筋が強くなる

私がオススメするのは、ラジオ体操をゆっくりと行うことです。

実際にやってみると分かりますが、ラジオ体操は体幹筋をよく使います。

 

「ゆっくりとラジオ体操を行う」ことで、体幹の固定力が向上し、その結果腕や足を使いやすくすることにつながります。

小さなお子さんに場合は、大人の真似をさせるようにすれば取り組みやすいでしょう。

全身運動に並行して、指先の練習もしましょう

幼児ならレゴブロックがオススメです。

レゴブロックは年齢によって、ブロックのサイズを選びましょう。

 

小さなお子さん(2歳児くらいまで)なら、少し大きいサイズのブロックが持ちやすくてよいですね。

 

3歳以降なら、ノーマルサイズのレゴブロックやラキューがオススメです。

 

小学生以降なら指先を使うボードゲームがオススメです。

 

指先の活動中も、体幹の正しい位置を意識させよう

ただし、これらの活動をする場合、体幹が真っ直ぐに保持された状態になるように意識させましょう。

そのため、きちんと椅子に座る、床の上に座る場合は、正座で机に向かうなど、活動時の姿勢を正しく保つようにしてください。

 

椅子に座っていても、背中が曲がっていたり、床の上であぐらをかいていると、体幹が真っ直ぐに伸びた状態にならず、背中が曲がってきやすくなります。

こうなると、体幹がしっかり固定されずに、不安定な状態になり、指先の練習の妨げになります。

 

スモールステップで、モチベーションを維持させながら取り組ませる

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取り組みの中で、もう一つ大切なポイントがあります。

それは、スモールステップでやる気を継続させながら、取り組ませるということです。

 

不器用な子どもは、自分でそのことを良く分かっているため、「自分は不器用だからうまくできない」と思いがちです。

それが、モチベーションを下げることにつながり、普通なら気にならないような失敗でも、本人にとってはショックだったりします。

 

そのため、失敗を意識させるのではなく、成功体験を積ませることに注力してください。

モチベーションを維持させるためには、スモールステップで取り組むことが効果的です。

スモールステップとは、「大きな目標」ではなく、「比較的簡単にクリアできる目標」を設定し、それがクリアできたら、少し難易度が上がったことに取り組ませるという方法です。

 

最初から大きな目標を掲げてしまうと、子ども自身が「無理!」と感じてしまい、それ以後の取り組みをしたがらなくなることがあります。

そのため、小さな目標とし、クリアする度に、しっかりと褒めながら、次の課題に向かわせるというのが適切な取組方法です。

 

まとめ

  • 不器用な子どもは、ゆっくりとした粗大運動が苦手な傾向が強いです。
  • そのため、まずはラジオ体操をゆっくるするなどの、ゆっくりとしたダイナミックな動きから練習をはじめます。
  • 粗大運動に慣れてきたら、指先の器用さの練習に進めますが、この時も体幹を意識させ、良い姿勢を保つようにしながら指先の練習を行います。
  • 不器用な子どもは、成功体験が少ないため、モチベーションを保ちながら取り組ませる配慮が必要です。そのためには、スモールステップで練習させるのがよいでしょう。

 

参考

全身運動が不器用?その理由と発達を促す遊びの紹介
「体の不器用さ」には二つある。「経験不足による不器用」と「発達性協調運動障害による不器用」

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