2016_01_27

背筋を伸ばすのに思うほど背筋力は必要ありません。

一所懸命に背筋を使うことで、逆に腰痛を生じたりすることがあるので注意が必要です。
背中が伸びた良い姿勢は、背筋で背中を引っ張り伸ばすのではなく、背骨と骨盤などの位置関係を修正することの方が大事と言えます。
背中の丸まった姿勢の子どもさんに、「背筋をシャンと伸ばしなさい!」と言っていませんか?
そうすると子どもさんは、姿勢良くしようと、背筋にグっと力を入れます。その時腰が後ろに反り返りませんか?専門的に言うと、腰椎の過伸展が起こり、関節内圧が高まってしまいます。運動学的に見ると、この状態は腰のみならず、身体にとってよくない状態です。

いわゆる腰痛症の方の中には、この「過剰な腰椎の前弯」の状態の方がいます。腰を過剰に反らす姿勢は、常に腰部の筋肉を過剰に使っている、つまり酷使している状態なのですね。
そういう方の場合、例えば腰部の筋肉のマッサージを受けて一時的に楽になっても、その後また同じ姿勢をとり続けると、結局痛みが再発することになって、「痛む→マッサージで楽になる→また痛む」がずっと繰り返されてしまいます。

子どもの姿勢を正すことでも同じことが言えます。つまり姿勢を良くしようとすればするほど、腰に負担がかかるのです。
ですからはじめに書いたように、背筋を伸ばすには腰を伸ばすのではなく、骨盤と背骨の位置関係を正しくなるようにさせるのがポイントです。

具体的な方法は次回の記事でお話しましょう。

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西村 猛(管理人)

西村 猛(管理人)

”触らない”理学療法士(子供の発達、特に座る、立つ、歩くなどの運動発達が専門)。一般社団法人子どもの姿勢とこころの発達研究所代表理事。コラムLatte専門家コラムニスト。 姿勢の悪い子供を減らしたい!という思いから、一般の方に向け、子供の姿勢発達や体作りについての情報提供をおこなっている。「分かりやすい解説」が好評で、マスメディアをはじめとする様々な媒体からの取材も積極的に受けている。 ■研究分野:子供の姿勢、幼児の体作り、発達障害児の身体的発達と課題

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