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「コラムLatte」の専門家コラムも今回で4回目になります。
今回のテーマは「腰痛」です。

一言で腰痛といっても、原因はいろいろあります。その中でも85%は原因が良く分からないという「非特異的腰痛」と呼ばれるものです。
腰痛は(腰痛に限らずですが)、「予防に勝る治療なし」と言われ、どう予防するかが重要になります。

コラムでは記事を2つに分けて説明をしています。
一つ目の記事では、「痛いところが、悪いところだとは限らない」、つまり腰以外の筋肉の硬結(コリ)が非特異的腰痛の原因になっていることがあるということについて書いています。

二つ目の記事では、職業別の腰痛予防のポイントについて書いています。例えば、体をよく使う仕事をされている方とデスクワークの方では気をつけるべきことが違ってきて当然です。
ただ単に腰のストレッチをしておけばいい、というものではありません。コラムでは、「体をよく使う仕事の方」、「立ち仕事の方」、「デスクワークの方」それぞれの留意点を書いています。

 

ところで、腰痛について日本整形外科学会と日本腰痛学会が「腰痛の発症や慢性化にはストレスなどのメンタル的な要因も考えられる」という指針を出したというニュースがあります
これによると、非特異的腰痛の方は、仕事などでの精神的ストレスも腰痛の要因となっており、治療として認知行動療法などの精神医学療法なども有効だとしているようです。

これまで原因の良く分からない腰痛については、整形外科医であっても、「年のせい」と片付けてしまっていることが多くありましたが、これからは精神的なストレスも含めて腰痛の原因を探ることが行われるようになっていくのではないでしょうか。

それに加えて私は、腰痛を引き起こす要因として「普段の体の使い方や姿勢」も関係していると考えています。家事動作や仕事での体の使い方や姿勢が腰痛を引き起こす原因を作っていることがあるということです。
この「無意識の習慣」というものが長い年月をかけて、体のアンバランスや筋肉の負担を増やしていき、やがて限界点を超えたところで痛みが発生するということになるのです。

ですから、例えば悪い座位姿勢が腰痛の原因になっているとすれば、「無意識にあたりまえになってしまっている」座位姿勢を修正していかない限り、いつまでも症状が軽減しないということになります。
腰痛が出る→マッサージで軽快→しばらくするとまた痛くなる、ということを繰り返すことがありますが、これは根本的に解決していないからです。
マッサージで楽になると同時に腰痛の原因になっている(無意識にしている)動作や姿勢を改善していかない限り、痛みはまた再現されてしまうということです。

原因がはっきりしない腰痛に悩んでおられる方は、精神的ストレスの有無に加え、「普段何気なくしている動作や姿勢で体に負担がかかっていることはないか」という身体的ストレスのことも一度見直してみましょう。

一つ目の記事
ストレッチなどの治療をしても治らない腰痛の原因は?ぎっくり腰や腰の痛みを予防&治療する生活習慣方法
二つ目の記事
職業別・腰痛を引き起こす原因と対処法!体をよく使う、立ち仕事、デスクワークなどで効果的な姿勢(座り方)やストレッチのやり方

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西村 猛(管理人)

西村 猛(管理人)

”触らない”理学療法士(体の評価、運動指導のプロ)。コラムLatte専門家コラムニスト。 姿勢の悪い子供を減らしたい!という思いから、一般の方に向け、子供の姿勢発達や体作りについての情報提供をおこなっている。「分かりやすい解説」が好評で、マスメディアをはじめとする様々な媒体からの取材も積極的に受けている。