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私は子供の小さい時期から(幼児の頃から)特定のスポーツをさせることは、デメリットが多いと感じています。

その理由は以下の通りです。
1.同一のスポーツばかりをしていると、体の同じ部位ばかりを使うことになり、その部分を酷使することになってしまう。それが痛みにつながったり、将来に問題が起こる素地を作ってしまうというリスクがあること。

2.いわゆる「技術の向上」を目指しすぎることで、体の筋肉をバランスよく使う経験が少なくなり、偏った運動学習経験となってしまう。そのためバランスの取れた体作りを行っていくことができず、アンバランスな姿勢になってしまう懸念がある。

 

特に幼児期においては、できるだけ平均的にバランスよく体作りを行っていく必要があります。
例えば、野球をさせる場合、コントロールよく投げることばかりを練習することはあまり意味がないと言えます。
なぜならボールを投げるためには、体幹がしっかりと固定されていることが基本になるからです。もし体幹筋がしっかりと働いていない状態では手足を器用に使うことが難しくなります。

ですから、コントロール良く投げる練習をする前に、まずは外遊びなどの中で体幹機能(筋力や働くタイミング)を高めていくことのほうが大切なのです。

それらの基礎がしっかりと出来た後からコントロール良く投げるといった微調整が必要な練習を始めるほうが良いでしょう。単に投げる練習(コントロールは気にせずに投げる練習)であっても、肩関節や肘関節ばかりに負担がかかることになるため、痛みにつながりやすくなります。

 

また小脳機能の発達の観点からみても幼児期は(少なくとも7歳までは)、特定のスポーツで体の一部分を酷使することなく、自由な外遊びの中で体の基礎を作って上げるのがよいといえるでしょう。

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西村 猛(管理人)

西村 猛(管理人)

”触らない”理学療法士(子供の発達、特に座る、立つ、歩くなどの運動発達が専門)。コラムLatte専門家コラムニスト。 姿勢の悪い子供を減らしたい!という思いから、一般の方に向け、子供の姿勢発達や体作りについての情報提供をおこなっている。「分かりやすい解説」が好評で、マスメディアをはじめとする様々な媒体からの取材も積極的に受けている。 ■研究分野:子供の姿勢、幼児の体作り、発達障害児の身体的発達と課題